【アスリートレポート】篠崎友選手
長崎五島国際トライアスロン大会 2012ITUロングディスタンス世界選手権日本代表選考レース
競技種目 | ロングディスタンストライアスロン | |||||||||
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レース名 | 長崎五島国際トライアスロン大会 2012ITUロングディスタンス世界選手権日本代表選考レース | |||||||||
日付 | 2012月6月17日 | |||||||||
場所 | 長崎県五島市福江島 | |||||||||
結果 | 総合3位 プロ3人中3位 6時間15分55秒
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今回はスイム2km、バイク124km、ラン28kmの変則的な距離で行われるトライアスロンでした。バイクコースは2009年までアイアンマンジャパンとして使われていたコースと同じなので戸惑いも無くレースに臨む事ができました。
エイジ全選手がスタートし、25分後エリート男女合わせて4名だけのスタート。トライアスロンを10年やってきて4人でスタートする大会は始めてでした。
スタートと同時に普段自分よりもだいぶスイムの速い河原選手と並んで泳ぐ事ができ、調子が良い事がわかりました。とりあえず付けるところまでは付いて泳いでいこうと決めましたがやはりまだまだスイムの差は大きく、およそ600m地点で離されて単独泳に。坦々と自分のペースで進んでいると1200mあたりで益田選手に追いつかれそこからは必死に離されないようにギリギリのペースで頑張りスイムアップ。益田選手より先行してスイムアップをしたかったのですがなかなかそう甘くありませんでした。
トランジッションで益田選手のコーチ、ベルマーレ中島さんに前の河原選手との差が1分と聞きバイクスタート。
スイムの息の上がった状態でのバイクスタートは頭がクラクラして得意ではありませんが、そんな事も言っていられず、序盤からハイペースで益田選手と同じあたりで前の河原さんを追いかけました。
13km地点で河原さんとの差が30秒。その後20km地点で河原選手を抜くことができました。そこからはペースを維持したまま益田選手とのレースが続きました。上りでつめては平坦で離され、前に出て離そうとはしたものの、引き離す事は出来ませんでした。それどころか少しずつ自分の脚に余裕が無くなってしまい、上り坂も辛い状態になってしまいました。
バイク100km地点のあたりで明らかに益田選手よりも余裕が無い、折り返し地点で後の河原選手とは10分以上の差がある事がわかりました。最後バイクは気温もあがり体力的にもフラフラな状況でトランジッションに帰ってきました。
トランジッション中も身体は重く、正直ランが走り切れるか不安があるほど疲労していました。
ランに入り2km程はエイドでしっかりと補給と体を冷やす為に水を全身に浴び回復に努め、体温も少し下がりランのペースも4分15秒くらいまで戻す事が出来てきました、しかし体が熱くなるとまたペースが落ちての繰り返し。10km地点で益田選手とはもうすでに5分の差が出来てしまいました、河原選手にはまだ8分のリードをしていました。このままのペースで走り続ける事が出来ればギリギリ2位にはなれると気持ちを切り替えて走り続けましたが14km地点で気温が一時的に上がり自分の体力は持ちこたえる事が出来ず一気にペースが落ちてしまいました。みるみる河原さんとの差は縮まり3分、しかし体は力も入らずに、18kmあたりで河原選手に抜かれてしまい、そこからは長い10kmでした、とにかく何も考えずに走りペースは上がらないまま走り、そのまま3位でのフィニッシュとなりました。
目標としていた優勝とはなりませんでした。バイクで他の選手を圧倒するような自分の理想とするスタイルでのレースが出来るように練習に励みます。
そして今回のレース後にスペインで行われるロングディスタンス世界選手権への派遣が決まりました。チャンスを頂いての世界選手権ですがロングディスタンスエリート日本代表の名に恥じぬレースをしてきます。
篠崎 友
使用提供品
ヘルメット:CATLIKE クロノ
ホイール:XENTIS MARK1 TT
ボトルゲージ:PROFILE カーボンボトルゲージ
ウェア:サニーフィッシュオリジナル
サングラス:BBB セレクト
バイクシューズ:DMT ラディアル
ランシューズ:アシックスターサージャパン
サプリメント:アスタビータ スポルト / パワージェル レモンライム