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【アスリートレポート】酒井絵美選手
第29回全日本トライアスロン宮古島大会

日時 2013年4月21日
場所 沖縄県宮古島市
距離 Swim 中止(第1ラン6.7km)  Bike 155km Run 42.195km


自身10回目の出場となった宮古島大会は、女子総合準優勝という成績でした。
朝からの強風と潮流の速さにより、スイム競技が中止になり、スイムの代わりに第1ラン6.7kmを走るデュアスロンに変更になりました。
ロングディスタンスでのデュアスロンは初めてでした。ペース配分も分からないので、とにかく先行してトップでバイクパートに入ることをテーマにしました。
1時間遅れの8時にスタート。身体も良く動き、予定通りの女子トップでバイクに移りました。2位の選手とは40秒差。
バイクパートは終始風との戦いでした。
前半は冷たい北風を正面から受ける形でしたが、宮古島での合宿で毎日北風の中を走り込んだおかげで、風に対する抵抗はなく落ちついて走ることができました。
25km地点で、昨年のチャンピオン ベアテゴエーツ選手(ドイツ)に追いつかれました。
世界的に有名なドイツのチャレンジロート大会では、昨年7位に入っており、また昨年の宮古島大会でも圧倒的なバイクタイムを残していることから、ゴエーツ選手とのバイク差をいかに最小限にとどめるかが鍵でした。
少しずつ差が広がり、最大では2分以上の差が開いてしまいましたが、私も中盤からリズムを取り戻し、100km以降からは、逆にタイム差を縮めることに成功しました。
ゴエーツ選手と1分差でバイクを終了。何とか5分差以内でバイクを終えたいと思っていたので、充分な射程圏内でランパートに入りました。
ランに入ると、前を走るゴエーツ選手に先導車両がついてました。
逆にそれが良い目印となり、徐々に接近してきているのが分かりました。
6km地点あたりでゴエーツ選手に追いつくことに成功、私が先行し首位逆転に成功しました。
ゴエーツ選手はついてこなかったので、そのままリードを広げようと試みましたが、逆に私の脚が動かなくなり、1km先で追いつかれてしまいました。
そこから3km程並走になりましたが、ちょっとした上り坂で離されてリードを許してしまいました。
前に見える範囲で追い掛けたものの、脚に力が残っておらず、それ以降徐々に差が広がり、そのまま2位でフィニッシュしました。
優勝を目指していましたが、それ以上にゴエーツ選手の実力が勝り、完全な力負けでした。
しかし、スタートから積極的なレースができたことは大きな収穫であり、最近のレースでは守りに入ることが多かったので、久しぶりに自分らしいレースができました。
今回のレースでの課題を克服し、来年こそは宮古島大会での優勝を目指します。
次のレースは、5月19日の遊水池ふれあいトライアスロン(国体群馬県予選)に出場します。

今後とも応援をよろしくお願い致します。


東京ヴェルディトライアスロンチーム 酒井絵美

リザルト
順位 選手名 総合タイム 第1ラン バイク 第2ラン
1位 Beate Goertz(ドイツ) 8:27:58 28:48 4:26:20 3:32:50
2位 酒井絵美 8:37:49 28:06 4:29:10 3:40:33
3位 Lee ji hyun(韓国) 9:03:48 28:44 4:52:06 3:42:58
4位 松丸浩巳 9:05:26 29:14 4:41:48 3:54:24
5位 中島聖子 9:08:30 29:31 5:04:24 3:34:35

バイク:SCOTT Plasma Premium
ハンドル:Shimano PRO ミサイルEVO TTバー
コンポーネント:Shimano Dura-Ace 9070 Di2
ペダル:Shimano PD-9000
ホイール:Shimano WH-9000 フロントC50 リアC75
バイクシューズ:Shimano SH-TR71(カスタムモデル)
ヘルメット:Kabuto エアロK1
補給食:パワーバー、パワージェル、TOP SPEED
ウエットスーツ:メイストーム
レースウエアー:2XU LongDistance Tri Singlet,LongDistance Tri Short, レースベルト
時計:GARMIN ForeAthlete 910XTJ
ランシューズ:On Cloudracer
ドリンク、サプリメント:Kentai BCAAシトルリン、塩サプリ、スポーツドリンク
メカニックサポート:Shimano、メイストーム
バイクフィッティング:Retul、BIKEFIT(サンメリットバイクスタジオ)
トレーニング:アクラブ稲城

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