【アスリートレポート】片山梨絵選手
UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP XCO#2 Houffalize
レース名 | UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP XCO#2 Houffalize | |||||||||||||||
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場所 | ベルギー Houffalize | |||||||||||||||
日時 | 2012年4月15 日 11:30〜 | |||||||||||||||
結果 |
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南アフリカの開幕戦から約1カ月たった4月15日、ベルギーにてワールドカップの第2戦が開催された。
ワールドカップコースとして歴史のあるここHouffalizeのコースは今年からスタート地点の変更を含む大幅なコース変更が行われ、全く新しいものとなっていた。同じ場所を何度も通る迷路のようなレイアウトの丘は観客に埋め尽くされ、下りも登りも斜度がきつくてとてもタフなやりがいのあるコースだった。
開幕戦ではスタートで失敗してしまったのでウォーミングアップの方法を変更するなど工夫をして、またこの間に走った二つのクラス1レースでは南アフリカにはなかった斜度のある登りがコースに含まれており、それはベルギーまでに練習しなければいけない部分だったのでちょうど良い流れだった。
一度日本に帰国して轍屋でバイクの気になっていた部分を変更してもらったり、トレーニングの数値も順調に出ていたりと、自信を持って火曜日に渡欧した。が、現地に到着してからどうも体調がすぐれない。気持ちだけでも持っていけるようにと調子が良い時のイメージを繰り返すものの、体が付いてこないのは明らかだった。
変な気分だったけど、「やることはやってきたんだから」と開き直ってスタートラインに立つ。目標は前回の23位を上回るトップ20だ。3列目からスタートに集中する。
高速のアスファルト平坦を200mぐらいもがいた後、一気に斜度25%以上はありそうなオフロードの登りに突っ込むため、トップ10以降選手は渋滞して全員バイクを押して走ることになる。快心とは言わないまでも、悪くない位置で最初の坂を登っていく。
山頂でバイクにまたがり、ここからダッシュをかけてポジション取りをしていく大事な局面でバイクが前に進まなかった。イメージはいい感じで踏んでるのに、出てくるパワーが極端に少ない。終始そんな感じでレースを終えた。
レース中Ceclle Ravanel選手が前後にいたので何度かバトルがあったり、フィードをやってくれたBennoの声が励みになったりと気持ち的にも負けずに踏み切った。けどただただパワーが出なかった。
リザルトをみると、いつもなら競り合ったり余裕を持って勝てていた選手がはるかは前を走っている。みんなも進化しているので調整ミスなどしている暇はない。今の女子はトップも中堅も本当に選手層が厚く、実力が拮抗している。ので、私も含め多くの選手にチャンスがある状況だと言える。
次戦はまた1カ月空いて、場所はチェコ。五輪選考に関わるワールドカップはあと2つだ。次こそは!!
片山梨絵
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS Grand Control (F:1.3 / R:1.3)
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto SMART
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:SHIMANO XTR
マッサージオイル:Sports Balm レッド1
ニュートリション:パワージェル、GOLD'S GYMアルティメッエネルギードリンク
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜
合宿サポート:SY-Nakキャビン(長野県 野辺山高原)