【アスリートレポート】片山梨絵選手
National Cross-County MTB Series round 2
レース名 | National Cross-County MTB Series round 2 | ||||||||||||||
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場所 | イギリス Dalby Forest, North Yorkshire | ||||||||||||||
日時 | 2012年4月22 日 9:30〜 | ||||||||||||||
結果 |
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先週のワールドカップベルギー大会の後ロンドンへ渡り、ダルビーフォレストのクラス1レースへやってきた。
ここは去年、一昨年とワールドカップが開催された会場で、私と相性の良いコースでもあるので楽しみにしていた大会だ。
先週の体調不良も回復傾向なので成績を残してUCIポイントをしっかり稼ぎたいところだ。
宿のお母さんに聞くと今年の春はとても雨が多く、ここ3週間ずっと降り続けていたそうだ。レース前日の試走は暖かい太陽のもと走りだしたものの、途中から豪雨になってあっという間にコースが川となり、かと思えば大粒のヒョウが降ってきて半周も走っているうちにコースが真っ白になってしまうような気候だった。
今年は晴れのレースが多かったので、本格的なマッドレースは初めてだ。今年から乗り始めている29インチハードテイルのFateでマッドレースを走るのも初めてだった。タイヤチョイスはFast track。試走時に大雨が降っても登りでグリップしていたので、ここDalbyForestの砂質路面なら雨でもこのタイヤで問題なかった。
路面状況の悪化から、周回数が1周減ってレースがスタートした。
スタートゴールの芝地がぬるぬるで一番滑る。丁寧にバランスを取りながらシングルトラックへと入って行った。スタートループは7位ぐらいで通過。まだトップの選手が前に見えているので追いつきたいところだけど、スタートフィニッシュエリアはあまりにも路面が滑るので踏むにも踏めない状況。砂地のシングルトラックに入ればグリップが効くので徐々に追い上げていった。
1周目は下りでどの程度攻められるのか探りながら走っていたけど、29インチの効果絶大でかなり安定感を感じながら下れていた。斜度があって落ちるような区間に木の根と岩があってドライコンディションでも気を使うダウンヒルセクションでも普通にバランスを取りながら下れる29erの威力に驚いた。
路面とバイクの感覚がシンクロしてきた2周目ぐらいに2位の選手(ハンガリーチャンピオン)が間近に見えてきて抜かすべくプッシュしていったけど、残念ながら届かないままのゴールとなった。
本当は優勝したAnnie Last(イギリスチャンピオン)と競り合うぐらいの走りがしたかったのでそれは出来ずに残念だけど、やっぱり海外での3位表彰は励みになる。
今回の遠征はこの2レースで一度帰国する。体とバイクを整え、3週間後にあるワールドカップ第3戦に備えたい。
片山梨絵
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS Fast track (F:1.3 / R:1.3)
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto SMART
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:SHIMANO XTR
マッサージオイル:Sports Balm レッド1
ニュートリション:パワージェル、GOLD'S GYMアルティメッエネルギードリンク
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜
合宿サポート:SY-Nakキャビン(長野県 野辺山高原)