【アスリートレポート】愛三工業レーシングチーム
Tour of Japan
UCI 2.1
2015.05.17 〜 2015.05.24
2015.05.17 〜 2015.05.24
毎年シーズンの1つの目標としているツアー・オブ・ジャパンに開催されました。今年は、第2ステージに三重県いなべ市で行われるいなべステージが新設されて、全7ステージのステージレースでした。この大会は登坂力が試されるステージが多いので、出場メンバーはヒルクライムに強い綾部勇成・伊藤雅和・平塚吉光・早川朋宏・中根英登と平坦ステージのためにスプリンターの福田真平を加えた6名でレースに臨みました。チームの目標はステージ優勝と個人総合上位、UCI ポイントの獲得です。
参加チーム
UCI World Tour Team | LAMPE-MERIDA(イタリア) |
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UCI Professional Continental Team | NIPPO – VINI FANTINI(イタリア) |
UCI Continental Team | DRAPAC PROFESSIONAL TEAM(オーストラリア) AVANTI RACING TEAM(オーストラリア) TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM(イラン) RTS – SANTIC RACING TEAM(台湾) PISHGAMAN GIANT TEAM(イラン) SKYDIVE DUBAI PRO CYCLING TEAM(UAE) ブリヂストン・アンカー(日本) 愛三工業レーシングチーム(日本) チーム右京(日本) 宇都宮ブリッツェン(日本) 那須ブラーゼン(日本) シマノレーシングチーム(日本) マトリックス パワータグ(日本) キナンサイクリングチーム(日本) |
National Team | 日本ナショナルチーム(日本) |
結果 ※チーム最高順位のみ
第1ステージ | 8位 | 中根 英登 |
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第2ステージ | 24位 | 早川 朋宏 |
第3ステージ | 14位 | 福田 真平 |
第4ステージ | 23位 | 中根 英登 |
第5ステージ | 30位 | 平塚 吉光 |
第6ステージ | 21位 | 平塚 吉光 |
第7ステージ | 24位 | 福田 真平 |
個人総合時間賞 | 34位 | 平塚 吉光 |
チーム総合時間賞 | 9位 | 17チーム中 |
第1ステージ 堺 / 2.65km 個人タイムトライアル
第1ステージの堺ステージは2.65kmのタイムトライアル。ここでの結果が次の日からのロードレースの展開に大きく影響をします。今回のメンバーはタイムトライアルのスペシャリストはいないので、この後のステージに向けて大きくタイム差を失わないことが目標でした。そんな中、最終出走した中根英登がトップと3秒差の8位でフィニッシュして、持ち前の集中力を発揮しました。 第2ステージ / いなべ 9.1km+15.2km×8LAPS=130.7km
第1ステージから移動日を挟んで中1日の第2ステージは、今年から新設されたいなべステージ。愛三工業レーシングチームは、序盤の逃げに綾部・平塚・中根で対応し、ゴールを中根・福田で狙う作戦。コースの厳しさとスタートから降りしきる雨のため、サバイバルな展開にありました。最終的に14名の先頭集団が形成され、愛三の選手は入ることができませんでした。早川・伊藤が先頭から55秒差の第2グループでフィニッシュ。第3ステージ / 美濃 11.6km+21.3km×6Laps = 139.4km
昨年までの第2ステージだった美濃ステージは、今年は第3 ステージとして行われなした。昨日とは打って変わっての晴れ模様の中、福田真平でゴールスプリントを狙う作戦で臨みました。レースの大半は逃げる数人をリーダーチームのスカイダイブ・ドバイチームがコントロールする展開。最後は逃げを吸収しゴールスプリントになるも、チームの隊列が崩れてしまい、福田は14位でのフィニッシュになりました。第4ステージ / 南信州 12.2km×10Laps+1.6km = 123.6km
第4ステージの飯田のサーキットは毎年個人総合順位の選手が絞られる難コース。ここで先頭に残ることができたら、強い選手として個人総合成績を狙う位置に行くことができます。チームでは伊藤・平塚・早川・中根で個人総合の順位アップとステージ優勝を目指しました。激しいアタックが繰り返された結果先頭集団は23名に絞られ、そこにチームから唯一、中根英登が残り、ゴールスプリントの末23位でフィニッシュしました。第5ステージ / 富士山 11.4km ヒルクライム
第5ステージはツアー・オブ・ジャパン名物の富士山須走口のヒルクライム。個人総合成績をアップさせるには実質最後のチャンスになったこの日も厳しいレースになりました。平塚吉光が先頭から5分30秒差のステージ30位がチームステージ最高位。優勝はイランのピシュガマン・ジャイアントチームのラヒーム・エマミ選手。大会コースレコードでの優勝で、力の差が出る結果となりました。第6ステージ 伊豆 / 12.2km×10Laps = 122km
昨日の富士山ステージの結果から、個人総合成績を目指すことが難しくなったので、最後の山岳コースの伊豆では、平塚吉光をエースにステージ優勝を目指しました。このステージは逃げるためのアタックが繰り返され、先頭グループのメンバーがめまぐるしく変わっていきます。最終的に20人弱の選手が残り、ランプレ・メリダのヴァレオ・コンティ選手が後続に5秒の差をつけて独走で優勝。平塚はラスト1周まで先頭にいたが、堪え切れず1分50秒差の21位でのフィニッシュになりました。第7ステージ 東京 / 14.7km+7km×14Laps = 112.7km
昨年は伊豆ステージで多くの選手が失格になり、東京ステージでは1名のみの出場となりましたが、今年はチーム全員がスタートすることができた。福田真平でゴールスプリントを狙いに行きました。このステージも多くのアタックがかかりましたが、リーダーチームのタブリーズペトロケミカルチームのコントロールで決定的なものにはなりませんでした。最後はゴールスプリントになりましたが、強引な割り込みなどによるたび重なる落車の影響で福田は前と離れてしまいスプリントができず、24位でのフィニッシュになりました。 総括
今年のツアー・オブ・ジャパンはヒルクライマーを中心にレースに臨みましたが、海外勢のレベルが高く、思うようにレースをすることができませんでしたが、そんなレベルの高いレースの中で、選手たちは各々の今できる最高のパフォーマンスでベストを尽くしました。今後、さらにチームのレベルを上げて、強力な海外勢と真っ向から競える体制作りをしていくことは、日本の、そしてアジアのロードレースのレベルを上げていくことにつながると考えています。今回の結果を真摯に受け止め、自転車競技の発展に生かしていきたいと思います。
Team manager
別府 匠
今後のスケジュール |
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チーム使用機材など サポート品 |
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